らくーる

　渡良瀬遊水地へのアクセス手段として、小山市はシェアサイクルを導入した。数ある事業者の中からHELLO CYCLINGが採用されたのは、導入したい車種が決まっていたことや臨時にポートを設置できたことが理由という。

　利用料金はモニタリング期間として0円とされた。当初は2019年3月までの予定であったが、延長され、結局サービス終了まで無料のままだった。

　なお、野木町レンタサイクルと相互乗り入れを実施し、野木町内3か所のポートでもらくーるを返却できた(逆に野木町レンタサイクルはらくーるポートに返却可)。システム上、野木町内での貸出も可能だが、市外に出た自転車は原則その都度職員が回収していたという。

　市は広報活動を重ねたが、期待された渡良瀬遊水地への利用は1割程度にとどまり、目的外の利用が目立った。小山駅から渡良瀬遊水地へのコミュニティバスが運行を開始し、代替可能と判断されたため、サービスを終了することとなった。