シェアペダル

シェアペダルは株式会社シェアリングサービス、のちに株式会社コインパークが運営していたHELLO CYCLINGの加盟ブランドである。

沿革

2016/11/11 シェアペダルNAKANOの名で中野区にてサービス開始。

HELLO CYCLINGローンチの地として中野が選ばれ、シェアペダルが運営を担当することに。

11月27日までは、なかのまちめぐり博覧会2016の各イベント会場間を回遊する手段として、イベント期間限定価格100円/1時間、800円/1日(いずれも税抜)で提供された(イベント後は電動アシスト車が60円/15分・1000円/1日、非アシスト車が30円/15分・500円/1日)。

時期不明 上野・浅草エリアでサービスを開始。

詳細な時期は不明ながら、上野・浅草エリアにもポートを開設。以後、中野と上野・浅草を中心に都内でサービスを展開していく。

2017/10/09 セグラス スクエア(株)と(一社)ハローアイランドを設立。
2017/12/18 (一社)ハローアイランドが小豆島でシェアサイクル事業を開始。

瀬戸内国際芸術祭2019に向け、(一社)ハローアイランドを設立し、小豆島でのサービスを開始。自転車500台規模での運営を目指す。

2018/01/17 公式Twitterを開設。
2018/03/26 千葉市シェアサイクル実証実験スタート。幕張新都心エリアでサービスを開始。
2018/05/11 台東区タウンサイクル事業実証実験スタート。

この頃より、各地でHELLO CYCLINGを用いたシェアサイクル実証実験が実施されるようになる。当時OpenStreet社はシステム提供に徹していたため、各エリアの運営はシェアペダルなど各加盟ブランドが分担しておこなうことに。

2018年秋頃 運営が(株)シェアリングサービスから(株)コインパークに。

これまでシェアペダルの運営は(株)シェアリングサービスがおこなってきたが、2018年秋頃から運営会社として(株)コインパークの名が表示されるようになった。(株)シェアリングサービスはコインパーク傘下であり、詳細は不明だが、同社のもうひとつの主力事業であったオンライン駐車場予約サービス「トメレタ」をドコモへ譲渡したのに伴い、事業を整理したものと思われる。

2019/11/01 料金改定。60円/15分・1000円/24時間→70円/15分・1000円/12時間
2020/08/21 東葉高速鉄道沿線でサービスを開始。
2021/03/31 シナネンモビリティPLUS(株)に事業譲渡。ブランド消滅。

(株)コインパークは本業のコインパーク事業に注力するため、シェアサイクル事業をシナネンモビリティPLUS(株)に譲渡。シェアペダルはダイチャリに吸収され、ブランド消滅となった。なお、一部のポート・車両についてはOpenStreet(株)に移管されたようである。

展開エリア

サービスをローンチした中野、実証実験を担当していた台東区や幕張新都心を中心に、東京都・千葉県・神奈川県の一部にポートを展開していた。

運営母体であるコインパークの駐車場はもちろん、各地域の不動産屋と提携し管理物件にポートを設置したことが特筆される。後者の場合、住宅敷地内への設置となるため、物理的・心理的両面からアクセスしづらいケースがしばしば見られた。

ファビュラス・リガード(2020.08撮影)

車両

サービス開始当初はヤマハPAS ナチュラLデラックスやPAS ナチュラXLデラックスが、以降はHELLO CYCLING標準車両であるPAS ナチュラDXが導入された。また、幕張新都心では小径のヤマハPAS CITY-Cも導入されている。

中野サンプラザなど、非アシスト車の料金が掲載されている看板も存在するが、非アシスト車の投入は確認されていない。

中野サンプラザの案内看板(2019.04撮影)
A0001号車(2019.03撮影)

なお、2020年6月ごろ以降に導入された車両は全車充電対応となっている。

B3608号車(2021.04撮影)

詳しくは別記事にて述べたい。

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